面接で好印象を与える逆質問とは

就活基礎講座

インターンシップやOB・OG訪問、会社説明会、面接などで「何か聞きたいことはありますか?」と聞かれる逆質問の際、質問内容に困ったことはありませんか?

今回は定番の質問をはじめ、商社やコンサル、投資銀行など志望企業の採用担当者の印象に残す質問まで、効果的な逆質問の例を紹介していきます。

面接官から高評価を得られる鋭い逆質問は、地頭の良さや入社熱意を示すことができ、自分の印象を残させるチャンスです。ぜひ参考にしてみてください。

逆質問の意図は「志望度」と「空気を読む力」のチェック

間接的な志望度のチェック

面接担当者が逆質問を行う理由として、「志望度を測りたい」という点があります。面接で企業や業界に対する知識の豊富さや関心の高さ、筋の良い質問ができるかで入社熱意を評価しています。

事前に自分で仮説を立てた具体的な質問をすることによって、高い入社熱意をアピールできます。なんとなく思いついたものを質問するのではなく、具体的な質問を心掛けてみるといいですね。

面接の場で 「空気が読めるか」のチェック

志望度のほかに逆質問でチェックしていることは「空気が読めるかどうか」という点です。何度か合同でイベントをさせていただいていた大手企業では、「面接での逆質問で変な質問をした学生は今までの選考の評価を下げる(見送る場合もある)」と言っていました。

恐ろしい考え方ともとれますが、最終面接の段階で学生の優秀さは既に判断されている場合が多いため、逆質問の場では「細やかな空気を読むスキル」も確認しています。

逆質問はしっかりと意図されているのか・いないのかによって、その人のレベルを見定めてしま恐ろしい問なのかもしれませんね。

全業界・企業に通用する逆質問3選

【全業界・企業】① 面接官社員の何がモチベーションになっているか

「御社で働く中で本当に大変だったとき、それを乗り切るモチベーションの源泉は何でしたか?」

この逆質問では、具体的に仕事の何が大変なのか、逆境時に社員が何をモチベーションにしたかを知ることにより、面接を通してリアルな仕事内容や社員の性格、社風などの傾向が把握できます。

ここでオススメすることは、この逆質問を同一業界の複数の企業で質問してみることです。

例えばA社での返答が「語学研修でお世話になった途上国のためになっていること」に対し、B社では「先輩からの評価」という明確に異なる返答があったりします。

ここから2つの企業間には「優等生を好む文化」と「人間味のある文化」という会社の雰囲気(社風)の違いがあるのではないかと推測できます。

このように面接で逆質問を比較の材料に使うと、企業文化の違いが理解できることもあってオススメです。

【全業界・企業】② 御社の社員として求められる資質は何か

「◯◯年在籍されて、いろいろと見てこられたと思うのですが、御社で働く上で重要な資質やポイントとは何ですか?」(中堅社員対象)

中堅以上の社員は、現場と管理の両方の立場を経験し、会社内に先輩も後輩もいる立場です。どのような社員が活躍しているか、仕事を通してある程度目の当たりにしてきている経験を持っている可能性が高いです。

この逆質問を相手にすることで、精度の高い「会社の仕事を行う上で活躍できる人材の要素」がわかると思います。

例えばA社の社員は「会社の内外で調整ができる人材」とOB・OG訪問で答えたとすると、その後の選考、面接の場でこのポイントを盛り込んだエピソードを話すことで、採用担当者や人事など面接官の反応が良くなる可能性が高いです。

何故ならその会社が求めている能力を体現していたり、共有されていることで共通意識があるからです。このように会社で活躍する人材の特徴を質問することで、その情報に沿って自己PRを作って準備してみるのもオススメです。

【全業界・企業】③ 御社でやりたい仕事は何か

「御社のリソースを自由に使えるなら、どんな仕事をしますか?」(中堅社員対象)

この逆質問では、自分の入社したい会社の社員個人のビジョンを持っているか社員が聡明(そうめい)かの2点を判断できます。ただし、面接官や採用担当者によっては「生意気な学生だ」と判断されてしまう可能性がありますので、聞き方などは気を遣うなどすべきです。

また、さらに逆質問の前に自分の意見を述べておくと、面接官との議論が深まりやすくなります。

業界別に使える逆質問7選

①【メーカー】御社の商品のどの点に魅力があるか

「エンジニア志望の理系出身者と比べ文系出身は、入社前からある製品に対する強い愛や知識を持っていない社員が多いと思うのですが、もともと興味のなかった製品でも売っていると企業への愛着が湧くのでしょうか?」

この逆質問では「面接で志望理由を話す際に使える、社員受けの良い商品への愛着を示すエピソードが得られる」というメリットがあります。

メーカー企業の営業では実際に製品を開発・製造していない社員が販売しますが、販売に必要な知識を身につける過程で新たな自社製品の魅力を発見している可能性があります。

そのため、この逆質問で引き出した「自社製品の隠れた魅力」を選考で入社志望度をアピールする際の理由付けとして活用することをオススメします。

②【商社】商社だからこその付加価値とは何か

「ある業界一本に絞ってビジネスをする企業もある中で、御社が介在することで生み出せる付加価値は何ですか?」

逆質問の場は、面接を通して企業や働き方に対して自分が持つ仮説を検証する場、すなわち企業研究をする場としても有用です。

面接官に仮説を持って一歩踏み込んだ逆質問をすることで、他業界や競合他社を志望しない理由を作ることもできるようになります。

先ほどの逆質問では「幅広く事業展開する商社だからこそ1つの商品を専門的に取り扱う企業とは違う付加価値を見いだすことができる」などといった回答が期待でき、自分の志望理由に盛り込める要素になっていきます。

③【ベンチャー】ベンチャー企業だからこそ経験できる成長とは何か

「同期で大手企業に入社した人と比べて、ベンチャー企業だからこそより成長できていると思う実感は、どういうときに得られますか?」

この逆質問により、企業への入社後どのような能力が身につくのか知ることができるのに加えて「将来性を踏まえ、ベンチャー企業で働く目的を真剣に考えている」姿勢がアピールできるでしょう。

新卒でベンチャー企業に入社した社員や中途で転職して入社した社員のどちらにも活用でき、かつ有効な逆質問としてオススメです。

④【投資銀行】役職ごとに変わる仕事での必須スキルをどう磨くか

「上司からの仕事をこなしていくジュニアバンカーと収益責任を負う立場のシニアバンカーの働き方は非連続という印象を持っています。若いうちからどんな意識で働けば、シニアバンカーになってからも仕事で活躍できるでしょうか」(中堅社員対象)

投資銀行の内情には「ジュニアバンカーとシニアバンカーの仕事での働き方の大きな違い」という前提があります。

この逆質問ではスキルとして求められているものが大きく変わるタイミングである中堅社員について質問をすることで、「業務を理解しているという志望度の高さ」と「自分の仮説を持って質問をする知性」の2点をアピールすることができてオススメです。

⑤【コンサルタント】ファームの今後の方向性は何か

「これからファームが特化したい分野や、御社として導入したい制度はありますか?」(シニアコンサル対象)

この逆質問では各コンサルティングファームの方向性などを知ることで、各ファームの理念や案件の違いや業界全体の知識を得ることができます。

「他企業のパートナーは◯◯という方向に向かっていると言っており、業界全体がそういった流れなのかと思っているが、貴社はどうですか?」など、自分の仮説をぶつけることで「志望度の高さ」や「仮説をぶつけるセンスの良さ」なども面接官にアピールすることができてオススメです。

⑥【デベロッパー】プロから見た良い街とは何か

「御社で働くプロの視点から見て、好きな街はどこですか?」

「プロの視点から」という一言が重要であり面接などの採用選考で好きな街について質問された際に、社員の視点に近い魅力を組み込むことができます。また、自信のある方は「自分は◯◯が好きなのですが、」と前に付け加えてから質問を始めるのもいいかもしれませんね。

「好きな街はどこですか?」の部分を志望業界ごとに当てはめ直すことで、その業界で仕事を行うプロの視点を勉強するという使い方も考えられオススメです。

⑦【マスコミ】自分のやりたい仕事ができるか

「自分は◯◯という理由から、◯◯ということをやりたい/作りたいと考えているが、御社で仕事を行う上でそれはできますか?」

テレビ局や新聞、出版社などのマスコミ業界では仕事内容が特殊なだけに「入社後やりたいことをどこまで具体的に描いているか」という点で志望度を測ることが多いです。

投資銀行での対策と似ていますが、マスコミでも「仕事内容を理解している入社意欲の高さ」と「自分の仮説を持って質問をする知性」の2点がアピールポイントとなるので、業界理解を深めながら自分の中で仮説を立てた逆質問を用意しておくことをオススメです。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

逆質問は就活生を面接でふるいにかける側面もありますが、質問の内容によっては面接官や採用担当者、さらには役員・社長に良い印象を残し、自身の能力や人柄をアピールすることができる大切な機会にもなります。

質問力を高め、的外れな質問をしてしまわないように、必ず会社説明会や面接の前には質問を用意してから臨むように心掛けていきましょう!

それでは今回はここまでです。最後まで読んでいただきありがとうございました!

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