【オススメ漫画】1/11 じゅういちぶんのいち の魅力とモチベーションが上がる名言40選

名言紹介

1/11 じゅういちぶんのいち』は 『ジャンプSQ』 で2010年から連載を開始した中村尚儁さんによるサッカーを題材にした少年漫画です。2012年に『ジャンプスクエア』に掲載誌を移し、2014年まで連載され、単行本は9巻で完結した作品です。

私はこの作品に大学2年生の頃(2010年)に連載が始まり、新刊が出て読むたびに泣きながら読んでいた思い出があります。この記事を書くために読み直しているときも、涙が流れてしまうような本当に泣ける作品です。漫画で泣いたのは高校生の時に出会った『ヒカルの碁』なんですけどね(笑)。

ちなみにこの漫画は実写映画化されていますので、気になる方は見てみるといいかもしれません。参考に YouTube の映画予告編をリンクしておきます。

参考 YouTube|映画『1/11 じゅういちぶんのいち』予告編

今回はそんな『1/11 じゅういちぶんのいち』 の魅力を、あらずじや登場人物、作中の名言を通してご紹介します!

あらすじ

【集英社公式ページ紹介】

中学最後の大会でサッカーに挫折し、ただ真面目に勉強に明け暮れていた主人公・安藤ソラ。塞ぎ込む彼の前に突如現れたのは、女子日本代表の若宮四季だった。
彼女は、自分勝手なドリブラーだったソラに、「サッカーは一人でやるものじゃない」という言葉を残し、彼の元を永遠に去る。
彼女から、自分に足りなかったものを教えられ、忘れかけていた情熱を取り戻したソラは彼女の想いを受け継ぎ、高校でサッカー部を創設する。
そんなソラを巡る様々なドラマが、時空をまたぎ紡がれる―――!!

『1/11 じゅういちぶんのいち』はサッカーをテーマとしたオムニバスストーリー作品で、主人公『安藤ソラ』及び彼の周りに集まってくる人々にスポットを当てて、彼らの日常を描いていくという作風です。
 
そしてこの作品の特徴は1つひとつの話は独立しているものの、全体的に見れば1つの作品になるような構成で作られていることです(簡単に言うと、一つのチームに絞り、選手一人ひとりにスポットを当てて作られています)。

修学院高校時代

安藤ソラは自分の才能に見切りをつけ、サッカー選手になるという夢を諦めようとしていた。そんな時、彼は自分がプロを目指すきっかけとなる一言をくれた幼なじみである若宮四季との再会を果たす。そして、サッカーは一人で挑むものではなく、11人の仲間が一丸となってプレイするものだということに気づく。再度、プロサッカー選手を目指すことを決めたソラは、手始めにサッカー部のない修学院高校で部を作ることから始めようと決心する。

横浜プロ一部時代

修学院高校を卒業後、安藤ソラは足達拓実からスカウトされていた横浜のプロ一部に加入する。そこでセカンドゴールキーパーである神崎真臣や、ポジション争いをすることになる青柳大貴と出会い、ソラは人間としてそしてサッカー選手として、さらに高みへと到達する。この時代ではソラ自身よりも周囲の人たちの成長がメインに語られている。

フィラデルフィア・ユナイテッド時代

横浜のプロ一部で実力を認められた安藤ソラは、北米にあるフィラデルフィア・ユナイテッドへと移籍する。しかしアメリカのサッカーとソラの目指すサッカーのスタイルはあまりにもかけ離れており、なかなかチームに馴染むことができなかった。それでも持ち前の明るさと、若宮四季から11人でプレイする大切さを学び、ソラは少しずつチームを良い方向へと導いていく。だがそんななか、ソラは膝の故障で長期離脱、初年の出場は絶望的と告げられる。それでも自分は諦めるわけにはいかないのだと、ソラは必死に練習に取り組む。

ロンドン・ランベス時代

ワールドカップでの安藤ソラの活躍を見たジェイコブ・クレスウェルが、フィラデルフィア・ユナイテッドから引き抜く形で、彼がオーナーを務めるロンドン・ランベスにソラを移籍させる。そのチームは全世界の有名選手が集うドリームチームだった。しかし選手の実力のわりに、ロンドン・ランベスのチーム成績はかんばしくない。ソラは敗北の理由が「新しい選手が加入してばかりで、チームワークがまったく育まれていないからだ」とクレスウェルに指摘する。しかしチームの方針に口を出してしまったことで、ソラはクレスウェルに目をつけられ、万年ベンチ入りを宣言されてしまうのだった。

サッカー漫画として一線を画すポイント

サッカープレイヤーである安藤ソラを中心にしたオムニバス物語…

ソラの人生を邂逅するように彼の人生に関わってきた人たちの物語が綴られている青春群像劇であり、『1/11 じゅういちぶんのいち』がよくある王道の全国制覇を目指すようなサッカー漫画とどう違うかを紹介していきたいと思います。

人間模様が丁寧に描かれる青春群像劇

この漫画が他のそれこそ星の数ほどある他のサッカー漫画と一線を画していたのは、数少ないサッカーの試合シーンでも重要なルールやテクニック等を素人にもわかりやすい説明しつつ、コマ割りや擬態語等試合の臨場感や緊迫感がとても丁寧に表現しながら、主人公のソラを取り巻く人間模様に重点が置かれたことだと思います。

もちろん主人公のソラもです。時系列は必ずしも連載日時順ではなく、少年期〜現役引退期の広い期間に渡ってましたが、題名通りな彼の「信念」はブレるがありません。

最前線のプレイヤーだけではなく、そこから一歩引いた人たちも主役にしていることでサッカーがもつ魅力や力というものを幅広く感じることができ、なによりもみんなサッカーを愛するという共通点があるところです。

彼、彼女たちはソラの関係者としての出演するのではなく、そのときばかりは主役となり物語が展開されて、これはソラのフィールドプレイヤーとしての信念でもある「11人の内の1に徹する」というコンセプトにも符号して物語とリンクさせてあったことに一貫性を感じました。

この青春群像劇のメッセージとしては“続けることで夢は叶う、努力することの大切さ”を謳っているため、スタンダードではありつつも、ここまで真正面から描かれた青春群像劇はなかなか拝めるものではないのではないかと思います。

さらに一部の単行本の巻末には作者が以前に手がけた読みきりが収録されており、そちらも青春ヒューマンドラマを中心とされています。

サッカー漫画らしからぬサッカー漫画、そんなリアルなところが共感でき、感情移入もしやすくオススメです!

自分の経験と照らし合わせることができる登場人物

先ほどからずっと「主人公を取り巻く人間模様」を強調している通り、この漫画では、主人公の安藤ソラとその仲間やサッカーに関わる人々のヒューマンドラマですが、ストーリーはソラを中心に展開していくわけではありません。そのため主人公がまったく登場しない話もあります(笑)。

後ほど紹介する『登場人物・キャラクター』の中には、「ずっと出場機会がないプロ選手」「楽な方に流されてきた高校生」「人の人生を左右する力を持つスカウト」「自分の夢を追うライター」「娘の結婚に葛藤する父親」など、自分の経験と重なる登場人物が必ず1人はいるのではないかと思います。

また、1つの話の中で主人公のソラが大勢の前で壮大な夢を語っているシーンがあります。

そして、このシーンでは1人を除いて、夢を語ったソラを笑いながらバカにしている人たちの様子が描かれています。

漫画の世界だけでなく、現実の世間の人は無謀な夢を語っている人がいたら「そんなこと無理だろう」「ちゃんと現実を見て、自分に合ったことをしなさい」と言って鼻で笑ったり、バカにする人がいると思います。(たとえそれが、本人のためを思っていたとしても…)

それはある意味しかたのないことかもしれません。夢を叶えることのできる人なんてほんの一握りという認識が一般化している世の中であることは確かです。

人前でこのシーンのように夢を語る人というのはバカにされるということをわかっています。だからこそ、夢を語っている人の大切な友人や恋人・家族は話をちゃんと聞いてほしいと思います。 たとえ相手のためを思って言っているのだとしても、話だけは真剣に聞いてあげてほしいのです。

夢を語る勇気はキラキラしています。色々な苦悩と世間への反発を乗り越えて頑張って努力している人というのは、とてもキラキラしていると感じますし、先ほどの1つのお話しは「キラキラ」に衝撃を打たれる高校生のお話しです。

この『1/11 じゅういちぶんのいち』では、そのような友人・仲間・恋人・家族が夢を追う人を信じている感動の物語が数多く描かれています。

まさに、涙なしでは読むことのできない漫画であり、泣いたあとには必ず元気をもらえるのではないかと思います。

登場人物・キャラクター

 安藤 ソラ (あんどう そら)

修学院高校サッカー部の男子高校生。小学校の頃からサッカーが好きで、ドリブルを得意とし、当時は周囲に敵う選手はいなかった。しかし中学のサッカー部に入部した頃から伸び悩み始め、必死に練習したものの、中学3年の最後の大会では日本代表選手のいるチームに惨敗してしまう。この敗戦によって挫折し、一時はサッカーを諦める。しかし幼なじみの若宮四季と再会した際に大切なことを教えて貰い、サッカー選手として再び花開くことになる。明朗快活な性格で、他人の人生を大きく好転させる、一種のカリスマ性を持つ。しかし、その真っ直ぐな性格がトラブルを巻き起こしてしまうことも少なくない。 修学院高校卒業後、横浜のプロ一部に加入する。その後、横浜での活躍が認められ、横浜から北米にある「フィラデルフィア・ユナイテッド」へ移籍。そこでワールドカップの活躍が認められ、今度はイングランドのチーム「ロンドン・ランベス」からスカウトされる。その後「ドイツ・ブレーメン」へと渡り、最後は元々所属していたチームである横浜のプロ一部へと戻ってくる。

 若宮 四季 (わかみや しき)

中学生にして女子サッカーの日本代表に選出され、周囲から「天才」と脚光を浴びる。本人は無表情で口数も少なく感情表現が苦手だが、サッカーをしている間だけは楽しそうに笑っている。幼い頃から安藤ソラのサッカー仲間で、ソラに憧れてサッカーを始めた。はじめはヘタクソだったが、努力を積み重ねて着実にその才能を開花させる。ソラにサッカーは一人でやるのではなく、11人でプレイするものだということを教えるために、かつて生まれ育った町へと戻ってくる。 腹違いの妹が一人いる。

 篠森 仁菜 (しのもり にな)

修学院高校に通う女子高生で、修学院高校サッカー部時代の安藤ソラのチームメイト。年の離れた兄の影響により小さな頃からサッカー好きで、中学生の頃にはサッカー部のマネージャーをしていた。部活動は中学までだと父親に止められていたが、ソラに憧れ、父親に隠れながらソラの設立したサッカー部のマネージャーを務める。優しい性格でチームメンバーの誰に対しても分け隔てなく笑顔で接する。

 越川 凜哉 (こしかわ りんや)

修学院高校に通う男子高校生で、修学院高校サッカー部時代の安藤ソラのチームメイト。中学時代は野球部に入部していたが、努力の甲斐なく万年補欠だった。同じ中学に通っていた皇千夜子がひたむきにカメラ撮影に向かう姿に惚れ、自分が出場することになっていた引退試合に招待する。だが試合は雨でコールドゲームとなり、越川凛哉の出番がないまま終了する。 そのことに屈辱を感じた凛哉は雨の中、素振りに励み、高校では生まれ変わって部活に励むことを決心する。しかし引退後は身長も伸び、ニキビも消えて、周囲の態度は一変してちやほやされるようになる。それが理由で高校では部活を辞め、代わり映えしない日々を送っていた。そんな2年のある日、入学してきたソラが校門でサッカー部の入部希望者を勧誘しており、そこには彼をカメラに収める千夜子の姿があった。 凛哉の友人たちは彼らを嘲笑するが、ソラと千夜子によって凛哉の日常は一変する。ダサいからという理由で隠しているが実は熱血系であり、その熱さが試合や周囲の人間のムードをがらりと変えることがある。才能はないと自他ともに認めているが、それでも諦めずに走り続けることでカバーする。

 野村 瞬 (のむら しゅん)

修学院高校に通う男子高校生で、修学院高校サッカー部時代の安藤ソラのチームメイト。小学生時代はサッカーに熱中していたが、コーチに「才能がない」と言われたことで挫折。高校に入ってからは、演劇部で才能はないながらも努力を重ねて活躍していたものの、サッカーへの未練を小田麻綾に見抜かれ、演劇部をクビになってしまう。 自己主張が苦手な内向的な性格をしているが、演劇部での経験のなかで少しずつ自分を表現していく方法を学んでいく。

 真壁 慎一郎 (まかべ しんいちろう)

修学院高校に通う男子高校生で、修学院高校サッカー部時代の安藤ソラのチームメイト。ソラとは中学が同じで、サッカー部の先輩と後輩の関係だった。しかし、当時入部したての後輩だったソラと試合をし、実力の差を見せつけられたことで部活を辞めてしまう。その頃のソラはワンマンプレイをしていたため、真壁慎一郎はソラを仲間のことを信用していない嫌なやつだと思い込んでいた。 高校では草サッカー同好会の部長を務めており、入学してきたソラに対しては敵対的な態度をとっていた。プライドが高いものの、性格が悪いわけではなく、同好会の友人たちに対しては問題なく接している。

 紺野 兼続 (こんの かねつぐ)

修学院高校に通う男子高校生で、修学院高校サッカー部時代の安藤ソラのチームメイト。ソラに誘われ修学院高校サッカー部に入部した。ポジションはセンターバック。頭脳プレイが得意でオフサイドトラップなどを果敢に試みる。歴史とサッカーをこよなく愛するオタクでもあり、そうした経緯から同級生の女子からオフサイドとは何かとしつこく聞かれ付きまとわられる。 紺野兼続にとって、彼女は苦手なタイプだったが、練習に招待してルールを教えるなど、律儀な性格。

 加瀬 博樹 (かせ ひろき)

修学院高校に通う男子高校生で、修学院高校サッカー部時代の安藤ソラのチームメイト。子供の頃、命にかかわる病気を患い、その病気を伯父が治してくれたという経験から医者を目指すようになった。しかし偏差値という明確な基準を見せつけられたことで挫折。そんななか、ソラに誘われてサッカー部に入部した。ソラもまた自分と同じく夢を砕かれ、挫折を味わった人間だと考えていたが、ソラが本気でプロになるつもりだと知って驚く。

 吉岡 航 (よしおか わたる)

修学院高校に通う男子高校生で、修学院高校サッカー部時代の安藤ソラのチームメイト。高校逆デビューしてしまい、友人ができずに休憩時間はいつも寝たフリをして過ごしていた。祖父の影響で茶道の心得があり、定期的に祖父のもとを訪れている。しかし本人は茶道に興味はなく、目当ては帰り際に祖父から貰える500円だった。 友達欲しさにソラに話しかけ、サッカー部の練習を見学すると約束する。その後、正式に修学院高校サッカー部に入部した。

 椎名 千聖 (しいな ちさと)

修学院高校に通う男子高校生であり、自ら修学院高校サッカー部に入部した。安藤ソラのチームメイト。サッカーの名門中学出身ということもあって能力はピカイチ。しかしワンマンプレイに走りがちで、チームメイトを気づかうことができない。そうした経緯もあり、中学時代は能力があるのに交代させられることが多く、結局チームプレイの意味を理解できずに途中退部してしまう。 修学院高校のサッカー部レベルなら自分に意見する者はいないだろうと入部する。何かと熱血を持ち出すわりにはプレイが未熟な越川凜哉とは犬猿の仲。

 水野 由花 (みずの ゆか)

修学院高校に通う女子高生。安藤ソラの1年生の時のクラスメイトで、席が隣で帰路も同じだった。先輩に告白するがフラれて憂鬱になっていた時、先輩が好きだった曲が合唱コンクールで歌う曲に決まってしまう。嫌なことを思い出してしまうから歌いたくないという理由から指揮者に立候補するものの、どうしても練習に身が入らない。ソラに励まされ、サッカーの練習風景を見学することで過去を振り切り、自分も頑張ってみようと決意する。

 皇 千夜子 (すめらぎ ちやこ)

安藤ソラの通っている修学院高校に通う女子高生。キラキラしている一瞬を永遠に切り取りたいという理由で、カメラ撮影にこだわっている。本人がキラキラとしていると見なしたものであれば、花や雲、人物や動物など被写体は選ばない。中学時代のスポーツに打ち込む越川凛哉をキラキラしていたと気に入っており、高校に入学してから一変した彼に対し、「貴方のようなイケメンは知らない」と言い放つ。

 小田 麻綾 (おだ まあや)

安藤ソラの通っている修学院高校に通う女子高生。演劇部の部長で、重度の演劇オタクでもある。あだ名は「オタマヤ」。元サッカー部の野村瞬が演劇部に入部してくれたことで演劇の幅が広がったと喜んでいたが、瞬がサッカーをプレイしている様子を見て、瞬はサッカーをやるべきだと考えを改める。演劇に関連することに対しては性格が変化する変人で、周囲からは敬遠されている。

 藪田 冬汰 (やぶた とうや)

漫画を描くのが趣味の男子高校生。同級生の大神秋次にいじめられている。ある日、公園でデッサンをしているとサッカーの練習をしていた秋次の妹、大神遥夏と出会う。遥夏にプロの漫画家になって欲しいと言われるが、小学生の頃に同級生にからかわれた時のトラウマから、反射的に自分がプロになるなんて無理だと返事をしてしまう。

 大神 遥夏 (おおかみ はるか)

サッカーの女子日本プロリーグに所属している女の子。若宮四季の再来とも呼ばれている。公園でデッサンを行っていた藪田冬汰の被写体になるという形で、藪田と出会う。将来の夢はセリエAで得点王になること。兄の大神秋次はボクシングをやっている。初めて会う藪田にも屈託ない笑顔を見せるなど、人見知りしない性格で、人懐っこい。 落ち込んでいる藪田を慰めるなど優しい一面もある。

 神崎 真臣 (かんざき まさおみ)

29歳のプロサッカー選手で、「横浜」時代の安藤ソラのチームメイト。「横浜」のプロ一部チームのセカンドゴールキーパーを担う。毎晩遅くまでソラと練習に励むほど練習熱心。大学4年の時にプロのスカウトの目に留まるが、本人は断るつもりだった。しかし妻の理颯に背中を押され、入団を決意する。入団当初はプロとの力の差に愕然とするが、腐ることなく練習に励み、正キーパーまであと一歩というところまで上りつめる。 だが、丁度そのタイミングでチームが有望な新人を獲得したため、セカンドゴールキーパーの地位に止まっている。

 青柳 大貴 (あおやなぎ だいき)

プロ入り5年目の22歳のサッカー選手で、「横浜」時代の安藤ソラのチームメイト。「横浜」のプロ一部チームに所属し、ポジションはセンターバック。元はフォワードの選手だったが、ソラにポジションを奪われる形で転向した。しかし小さな頃からフォワード一筋であったため、プレイにも精彩を欠き、チーム内の居場所を失ってしまう。 プライドの高い性格で、青柳大貴自身もまた、自分のプライドの高さに振り回されてしまうことが多い。

 狭川 遼馬 (さがわ りょうま)

プロ入り2年目の若手の男性。安藤ソラが「ドイツ・ブレーメン」から「横浜」へと戻って来た時代のチームメイトで、「横浜」のプロ一部に所属しているフォワード。ソラに憧れてサッカーの練習を重ね、ついに同じチームに入団することができた。しかしプロとして結果を残せていないソラの姿を見て落胆し、その苛立ちから自分も思うようにプレイできなくなってしまう。 淡々とプレイをこなす仕事人のようなタイプ。

 堂本 誠治 (どうもと せいじ)

安藤ソラが「横浜」に所属していた時代の「横浜」プロ一部のチームスカウト部長の男性。選手の評価においては、プレイだけではなくベンチでの振舞いも重視する。就職が決まっていた足立拓実をスカウトし、プロ入りさせたが彼は活躍できずに解雇される。足立の人生を狂わせたのではないかと責任を感じていた堂本誠治は足立をスカウトとして転身させた。 ソラのスカウトに対しては、ソラが足立に似ていることから、過去の自分の過ちを再び繰り返すのではないかという懸念からかあまり乗り気ではない。

 足立 拓実 (あだち たくみ)

安藤ソラが「横浜」に所属していた時代の「横浜」プロ一部のチームの新人スカウトである男性。ソラを発見してスカウトした張本人。足立拓実も元はプロ選手として堂本誠治にスカウトされたが、試合ではまったく活躍できずに解雇されている。その後、再び堂本に誘われる形でスカウトとして活動を始めた。ソラに似た性格で、明るく陽気で仲間想いである。

 ジェイコブ・クレスウェル (じぇいこぶくれすうぇる)

安藤ソラが「フィラデルフィア・ユナイテッド」から移籍したイングランドのチーム「ロンドン・ランベス」のオーナー。イングランドでも有数の富豪であり、財産を注ぎ込み有能な選手を買収している。自分の方針に口を出す者は敵として認識する。ソラはジェイコブ・クレスウェルの方針に口出しをしてしまったため、目をつけられる。

 山中 寛太 (やまなか かんた)

9歳の小学生男子。地元のサッカーチームでフォワードとして試合に出ている。チームメイトの小田繭に気があり、彼女を笑顔にしてあげたいという理由から修学院高校時代の安藤ソラに必殺技を学びにいく。しかしソラからは小学生には危険だという理由からヘディングシュートを教えられる。

 沢渡 真名 (さわたり まな)

横浜に住む女子中学生。学校の終わりに友人とプロサッカーリーグに所属する「横浜」の練習グラウンドへ向かうのが日課。「横浜」入団後、安藤ソラが無名のルーキーだった時代の初めてのファンで、練習後にサインを貰っている。海外リーグへの進出が決まったソラに一日だけデートして欲しいと懇願する。

 御手洗 恭輔 (みたらい きょうすけ)

25歳のスポーツライターの男性で、安藤ソラとは「フィラデルフィア・ユナイテッド」時代から付き合いがある。同じことを繰り返す毎日にうんざりし、3年勤めてきた会社を退社。サッカーが好きだからという理由でサッカーのライターを目指し、ソラの取材を行うためにアメリカを訪れた。現地で自分のことを助けてくれた日本人にアメリカでサッカーをやる人間なんて変人だと愚痴っていると、その日本人がソラ当人だったというライターとしては最悪のスタートを切った。

 安藤 悠 (あんどう ゆう)

安藤ソラの息子。幼少期からソラのプレイを間近で見ていたこともあってか、彼もまたサッカーが好きな子供になっていた。地元のサッカーチームはレベルが低いからと、横浜の下部組織に入団する。しかしそこでは逆にソラの息子という肩書きがプレッシャーとなり、思うようなプレイができなくなってしまう。さらに父親であるソラがプロを引退するということも重なって、何を目標にしてプレイすれば良いのか分からなくなる。

モチベーションが上がる・心に刺さる名言集 40選

数多くの登場人物が発した言葉の中で、特に「モチベーションを上げてくれた言葉」や「グサッと心に刺さる言葉であり、より魅力的かつ就活や社会人生活、キャリアを考えるうえでも多くのヒントともなるであろう言葉をご紹介します。

サッカーの神様に選ばれた人間?俺はなんて馬鹿なことを思ってたんだろう。
自分には才能が足りないんじゃない。それを認めて補おうとする努力が足りないんだ。
~ 安藤 ソラ ~
今いる場所がどこであっても、目指す場所は変わらないよ。
~ 安藤 ソラ ~
本気で変わろうと思えるなら、きっと人は変われます。
~ 安藤 ソラ ~
悲しい思い出は、より良い思い出で上書きすればいいだろう?
~ 安藤 ソラ ~
あの歌ってさ、エースに憧れる名もない選手の歌なんだよ。
…だから「いつか決める」なんだ。今はできない。
背伸びしないでさ、今出来ることからやったらいいんじゃないか?
~ 安藤 ソラ ~
…「俺は俺は」って一人でやろうとするなよ。11人もいるんだぞ。
お前が必殺シュートを決めなくても勝つことはできる。
…その娘のためにも大事なのは、チームのために何ができるかだろ?
~ 安藤 ソラ ~
他の誰が見限ったとしても、俺は絶対に諦めない。
~ 安藤 ソラ ~
ゴールでもアシストでもない、一見この走りは無駄なものに見えるかもしれない。
でも、そんな無駄かもかもしれないことを全力でやることがきっと、面白いサッカーに繋がっていく。
~ 安藤 ソラ ~
ボールを奪われて終わりじゃサッカーの練習として不完全だろ?重要なのはその次だ。
…ボールを失ったと時、つまりチームが一番苦しくて足が止まりそうな時に、どれだけ早く次の行動に移れるか。
そこを練習から鍛えたいんだ。
~ 安藤 ソラ ~
…緊張するのは、この日の為に頑張ってきたって証拠だろう。
いい加減にやってきた奴は緊張なんかしない。
俺も試合前はいつも緊張してしまうんだ。それまでの練習を必死にやればやっただけ…な。
…でも本番が始まりゃ努力は嘘をつかない。…だから大丈夫、きっとうまくやれる。勝つぞ。
~ 安藤 ソラ ~
…興味がないって切り捨てたら…、そこで終わりだろ?
まずこっちが分かろうとしなきゃ、相手だって分かってくれない。違うか?
~ 安藤 ソラ ~
もう終わった試合にもう終わった選手が入っても…何も変わらないと?
…分かってるよ。みんなに心のどこかでそう思われてんのは知ってる。
…でもな…、これだけは言っとくぞ。俺がもう終わった選手だなんて、俺は思ってないぜ。
~ 安藤 ソラ ~
…もしかしたら、自分の力のなさに絶望する時が来るかもしれない。
…あるいは、自分以外の誰かに自分の限界を見限られてしまうかもしれない。
…でも、どんなに苦しい時もどんなに悲しい時も、強い意志を持ってサッカーと向き合い続けるんだ。
…サッカーの神様がお前を選ぶんじゃない。…お前がサッカーを選ぶんだ。
~ 安藤 ソラ ~
マネージャーは…ゴールもアシストもできない。結果に直結することは何もできない。
でも…それでもチームのためにできることはきっとある。
それは決して無駄なことなんかじゃない。
~ 篠森 仁菜 ~
たぶんソラくんは…「オーナーさんにいいところを見せよう」なんて思ってない。
多分ソラくんは…いつも通り、この11人の中の1人として試合に勝ちたいだけなんだと思います。
~ 篠森 仁菜 ~
決めるのはあなたよ。あなた自身が進みたいと思う道を選びなさい。
~ 篠森 仁菜の母 ~
父:お前も苦しい思いをしたんだ…走っていたばかりいた高校時代を何度も公開したことがあるだろう?
母:いいえ、だってそうでしょう?あの時があるから私はあなたと出会い、そしてこの子に出会えたんです。
だから、私は誰よりも必死に頑張るあなたを見続けたあの高校時代を一度も後悔したことは会いません。
~ 篠森 仁菜の母 ~
あの日… 俺に失望して… すぐに帰ったと思ってたのに…。
もし、もし今の俺をおまえ(過去の自分)がみたらどう思うだろう。
なあ、もそも許してもらえるなら、もう一度だけこの俺に、もういちどだけ生まれ変わるチャンスを。
~ 越川 凜哉 ~
お前がいればチームは絶対に強くなる。
お前は俺たちのチームに絶対必要な仲間なんだよ…!
~ 越川 凜哉 ~
俺が何度でもボールを拾うし…、何度でもボールを奪ってやる。
何度失敗したっていい…。俺たちを信じて何度でも行け。
~ 越川 凜哉 ~
準備すれば俺みたいなヘタクソでもキラキラ輝けるんだ。
たとえそれが一瞬だったとしても。
…だから俺が輝くのは一瞬でいい。一瞬でいいんだ。
~ 越川 凜哉 ~
例えば木でも何でも一生懸命生きようとしている瞬間はさ、私にはキラキラした光みたいなのが見えるわけ。
…だからさ、私はこのカメラっていうスーパーマシンを使って、そのキラキラしてる一瞬を永遠に切り取りたいわけよ。
~ 皇 千夜子 ~
理想に辿り着けるのはきっと理想の道筋を辿ってばかりの人間じゃない。
どんなに理想から外れても、どんな場所にいても、それでも理想を追い続けられる人間がその理想に近づけるんだ。
~ 加瀬 博樹 ~
…だって君がいくら上手いとはいえ、それなりの選手なら今頃はサッカーの強豪校にいなきゃいけないはずだ。
…だけど現状はサッカー部自体なかったようなレベルの高校にいるんだよ…?
理想から外れた道に進んでしまったのなら、現実を見なきゃいけないはずだ。
…なぁ、そうだろう…?
~ 加瀬 博樹 ~
独りよがりながらもチームのエースであろうとした安藤と、レギュラーになれないからとチームを逃げ出した自分。
本当に仲間のことを考えていたのはどちらだろう。
~ 真壁 慎一郎 ~
瞬くんがサッカーをやめたのはね…、あの鳥カゴって練習をやった時のミスと一緒。
あの子は一度ボールを失っただけでフィールドを出ちゃったのよ。
…だけど、それじゃダメだった。瞬くんはすぐにボールを追いかけるべきだった。
~ 小田 麻綾 ~
…あの子の胸の中にはポッカリ穴が開いている。その穴はあの子が失った丸いボールの形をしてる。
…結局それは、サッカーでしか埋められない穴なのよ。
~ 小田 麻綾 ~
たとえ必殺シュートを打てなくても、こんな俺にもできることはあるんだ。
~ 山中 寛太 ~
俺が自分を信じられなくてどうする。
~ 神崎 真臣 ~
俺はレギュラーの座を守りたいからGKになったのか?
違うだろ。今この瞬間のゴールを守る姿を家族に見せたいからGKになったんだろう!
~ 神崎 真臣 ~
現状を受け入れろ。今いる場所から目をそらすな。その上で自分にできることを全力でこなせ。
自分なんかよりよほど覚悟を決めて闘っていた彼女のように。
俺はお前みたいにキレイに咲けないかもしれない。ただ、叶うならば不格好でいいから強くありたい。
強くしなやかな花のように。
~ 青柳 大貴 ~
売り物の花はね…、野生の花と違って生まれて死ぬまで同じところで咲いているわけじゃないの。
どんな人に買われるか、どこに辿り着くか見当もつかない。
…もしかしたら、ずっとお店のディスプレイにいるままかも…。
でもね…、どの花も必要とされたところでただ一生懸命キレイにその花を咲かせようとしてる。
~ 青柳 藍 ~
何だよ…、やっぱり無理なんじゃねーか…。
違う。どんなに絶望的な状況でも決して諦めず最後まで勝利を狙う、…それがあの人。
…それが、安藤ソラという選手なんだ
~ 狭川 遼馬 ~
スカウトは、人一人の人生を狂わすことのできる職業だ。
しかしだからこそ、挑戦すべき時があるのかもしれない。
自らの人生を懸けた、選手とともに。
~ 堂本 誠治 ~
三匹の子豚ってお話って知ってる…? もしもあの話にオオカミがいなかったらどう思う平和な土地にただ家を作るだけなら藁や木でもいいし、その方がずっと早くて簡単にできる。
レンガで家を作るなんて行為は、荒唐無稽だって笑われても仕方がないかもしれない。
だとしたらレンガの家を作ったブタにとってオオカミは“目標”って言いかえられると思わない…?
強いオオカミがいたからこそ、目標が大きかったからこそあのレンガの家を建てたブタは必死に頑張れた。
…それに対して他の二匹はただ家を作ることしか考えていなかった。目先の目標しか見えていなかった。
その目的意識の差が三匹の名案を分けた大きな差。だから私も強いオオカミに勝ちたいから…一生懸命頑張るの。
~ 大神 遥夏 ~
お前が言ったのだ。「まずこっちから分かろうとしなきゃ、相手だって分かってくれっこない」と。
…俺はお前の記事を書きたい。お前というフットボールプレーヤーが「ここにいる」と世の中に伝えたい。
…だから俺はお前のことを分かりたかった。ただ、それだけだ。俺はお前の過去よりも未来に賭けるよ。
~ 御手洗 恭輔 ~
俺だ。目の前に俺がいる。誰も分かってくれなかった、ずっとひとりぼっちだった。
だが、それでもなお「自分はここにいる」と声をあげ続けている。
~ 御手洗 恭輔 ~
どうしようもない人間かもしれない。
でも…、だけど…、倒れたじいちゃんを見捨てるような最低の人間にだけはなりなくないんだ!
~ 吉岡 航 ~
うわべだけ、形だけで何が悪い。
…茶道だって同じだろう。最初から本当に心を籠めて作法をやれる人間なんかいない。
作法ができるようになってからこそ心が点る。おいしい茶がのめるようになる。
…お前もそうだったろう。…それにな、お前は来てくれた。普段は小遣い目当てだとしてもだ。
ワシが倒れたら、お前が一番に飛んで来てくれたんだ。
形から入って心に至ることもある。…お前はそれが出来る子なんだ。
~ 吉岡 航の祖父 ~
私は、また大切なものを失おうとしているのだろうか?
また心に傷を負うのだろうか。あの時と同じように。また…。
…今、ようやく分かった。…失うのではない、託すのだ。
~ 篠森 勇人 ~

まとめ

いかがでしたでしょうか。

この作品は周囲から見た主人公を描くこの作品は他のスポーツ漫画と違い、サッカーという競技を知らなくても「登場人物の物語」を誰でも楽しめる、よくある王道ストーリーとも一線を画す、私の中では完結済みの少年漫画で最高傑作だと思っています。ちなみに同作者で『青のアインツ』というゴールキーパーに視点を当てた漫画も傑作です(笑)。

少年誌掲載作品らしく非常に清々しい内容に仕上がっていて、個人的には非常に楽しく読むことができる作品です。しかしながら、青春群像劇として人間模様にスポットを当てた作品であるため、友人にオススメした際は「これはサッカー漫画じゃない!」と否定されたこともあります。

ヒューマンドラマ作品として、それを王道ではないストーリーのサッカー漫画として良いのか悪いのかは判りませんが、スポーツ系の漫画がが好きで、前向きな少年漫画が好きな方にぜひオススメしたいですし、以下のことに共感したい方には確実にオススメできます。

■ 叶えたい夢がある
■ 挫折した経験がある
■ 友情・家族・愛など信頼するということを知りたい
■ 泣きたくても泣けなくなってしまったとき

また、お気に入りの名言は見つかりましたか?

私自身、主人公のソラをはじめ、登場人物1人ひとりの感情がこもった言葉は本当に深く心に染み入るものばかりで、就職活動時や社会人になってモチベーションが下がったときに、一度立ち止まってじっくりと考える時間とらさせてくれた経験があります。

就活のときはもちろん、学校や会社、その他組織に所属していて、落ち込んでいるとき、疲れているとき、悩んでいるときなどに、この『1/11 じゅういちぶんのいち』の名言で元気づけられる方も人も多いのではないでしょうか?

「チャンピオンズリーグで優勝し、世界で最強のチームの1/11になる」ことを目指すサッカー選手・安藤ソラを巡る様々な人間模様を描いた感動のヒューマンドラマがもたらす言葉にふれあいながら、また明日からの原動力になると幸いです。

それでは今回はここまでです。最後まで読んでいただきありがとうございました!

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