就職活動がつらいときに悩まないための考え方

キャリアの手助け

突然ですが質問です。「大学卒業後の進路を考えるとき、どのような選択肢が思い浮かびますか?」

大学院への進学などがない場合は一般的には「企業への就職」の一択になるのではないかと思います。

私の場合は部活にずっと打ち込んできて、周囲の就活時期とは遅めの時期に慌てて「どんなところでもいいから就職しなきゃ」と企業への就職を思い浮かべていました。

むしろ、それ以外の選択肢を知りませんでした。当時の就活解禁時であった1月に「みんな就職するし、私も就職かぁ…。」といった程度しか考えていませんでした。

それから色々あって約4年働いた会社から転職することを機に、会社に所属しながら大学院へ進学する中で就活に対する思いが180°変わりました。

その影響もあってなのかはわかりませんが、人事の採用担当としての一面を持ちながら学生をしていた経験が、自分自身の変化を通じて「企業で働くことしか知らない」状態で社会人になることがとてつもなく恐ろしいことだと感じました。

今回は私の経験や周囲の学生を俯瞰的に見ることができたからこその『なぜ就職活動前に多様な働き方をしている人と会うことが大切なのか』についてお伝えしたいと思います。

「石の上にも三年」という一般常識

プロフィールにて紹介している経歴の通り、大学を卒業した私は自動車業界の営業として地方の民間企業に就職します。

その会社は創業80年余りで地元でも知名度(メーカーの名前が)ある会社でした。同期は10名ほどでしたが、地方企業ということで県外大学進学組のUターンや地元国立大の層の人がたくさんいました。

入社式での社長の言葉を今でも鮮明に覚えています。

記念すべき社会人としての1日目ですね。仕事をするうえで覚えていてほしいこと。それは、逃げないことです。どれだけ辛くても、すぐには逃げないでください。まずは3年。必死で頑張ってください。3年頑張れなかったら、次の仕事はない。転職しても年収は下がるばっかりです。だからこそ3年はがむしゃらに頑張って自分の市場価値を上げてください。社会人としてしっかり仕事をするように!

この言葉を聞いてどのように感じられるでしょうか?

今から約10年前の言葉であり、現在の時代の価値観は変わっているとは思いますが、当時の私にとって、これは違和感でしかありませんでした。

そして、新入社員研修を担当する講師の方(人事・育成担当)数名も口を揃えてこう言います。

「石の上にも三年」という言葉の通り、3年間は頑張らないと何も自分に身につかないし、せっかく就職した企業への思い入れもわかなくなってしまうよ。

この言葉が繰り返されました。

率直な疑問でしたが「なんで3年間は辞めちゃダメなんだ?」「なんで次の仕事がないんだ?」「年収が下がるって本当なのか?」「3年間頑張らないと何も身につかず市場価値も上がらないのか?」「そもそも市場価値ってどうやって決まるんだ?」といったことがずっと理解できないまま社会人生活をスタートしました。

視野が狭い「井の中の蛙」だった自分と周囲

入社式の後や新入社員研修中での同期との会話は「やっぱり3年は働かないとだなぁ。」「市場価値をとにかく上げるぞ!がむしゃらに頑張るぜ!」「この会社で成長する!まずは新人賞獲るぞ!」といった内容でした。

確かに苦労した就活で決めた会社だからこそ、頑張りたい気持ちは当然あるが、3年云々の話は何か違うというか違和感を覚えていました。きっと私がひねくれ者ということもありますが…(笑)。

そして「なんでその言葉を鵜呑みにしちゃうの?」と同期に言うと「仕事をすぐ変えたらダメでしょ。意思が弱く見える。」「そもそも会社辞めるとか考えられない。転職活動とかめんどくさそうだし。」「会社で働くのが普通だから他のことは別に興味ないな。」といった意見がありました。

まだ22、23歳の若々しさが売りの20代前半なのに、思考が狭くなってると感じました。

そして、その1番の原因は「他の世界を知らない・見たことがない」からに尽きます

今では起業することや人気のコンサル業界で働くことも主流になりつつありますが、そもそも会社員として企業で働くことしかイメージできない場合はフリーランスだったり、複業だったり、他の働き方をそもそも想像できなくなります。

そして「全員が全員、会社員として働くことに適性があるかと言うなら答えはNo」なんですよね。

働くことに対しての社会不適合者も一部存在します。これが私の妻でありそれを理由に専業主婦をしているというのはまた別のお話しです…(笑)。

話が少し脱線しましたが、会社員として働くことしか知らない、会社員として適性がない人は、とにかく辛い日々を送らないといけなくなってしまいます。

「あぁ、なんで私はこんなにもできないんだろう」といった思いをしてまで働きたくはないですよね。

仕事ができないのは単に会社が自分に合っていないか、そもそも会社員としての働き方が自分に合っていないかどうかという話なので悲観することはないと思います。

しかし、他の働き方を知らない状態で立場のある人からの意見を鵜呑みにしてしまうと、人生の幅が極端に狭くなってしまうといったそんな危険性を感じた社会人1年目でした。

就活に対する考え方の変化と必要な考え方

私自身の就活や仕事に対する思いの変化は、もちろん時代の変化(約5年)はありましたが、大学を卒業した頃と大学院卒業した頃とでは全く違うものになっていました。

大学卒業時
 ⇒ 会社員として働くことしか知らない。起業とかあり得ない。企業から選んでもらう。みんなが就活してるし、卒業後は会社に入るっぽいから、なんとなく周りに合わせる
大学院卒業時
 ⇒ 会社員、フリーランス、起業、複業など色んな働き方を知っている。自分の興味の強い分野での起業を想定できる。企業を自分で選ぶ。多様な選択肢がある中で、このタイミングで企業で働くことを選ぼうと自分で道を決めることができた。

「なんでこんなにも考え方が変わったのか?」と聞かれたら「 時代の変化(約5年) もあるけれど、大学院に通っていた5つ年下の学生たちの価値観にふれあう期間があったから」だと、はっきりと断言できます。

大学院に通いながら友人とNPOを立ち上げたり、ボランティア活動で教育の現状を目の当たりにしたり、会社内の外部コンサルと意見を交わしたり、大学院の中でたくさんの人に出会って話をしてきました。

■選挙に出馬するために人脈を一生懸命つくっている人
■インスタで自作料理をずっと紹介している人
■プロゲーマーを目指している人
■ユーチューバーをしながら転売ヤーをしている人
■自分探しの旅に出かけた人
etc…

自分にはない価値観を持った人と出会った人をあげだすとキリがないですが、交流していくうちに「生き方は人の数だけあるんだ!正解は自分で作ればいいんだ!」ということに気づくことができました。

それに気づいた瞬間に、世間で言われているいろんな常識に疑問が湧いてきます。

「石の上にも三年」「いい大学を出て、いい会社に入ること」「年収1,000万円がエリート」etc…

こういう話に対して「それって本当なの?」と思えるようになりましたし、「自分なりの生き方があり、人生の成功がある。常識に沿うのではなく自分で未来を作り上げる。」という感覚を生み出せたことが1番の変化だったように思います。

さいごに

改めて就職活動に立ち返って、就活を問い直してみるとどのように感じるでしょうか?

「大学を卒業したら会社に就職する」というストレートの道を進んだ人は、そもそも自分が歩んだ道のりに対して疑問を持つことが難しくなります。

何故なら、自分が歩んでる道が世間の常識だからです。

もちろん否定するつもりはありませんし、その生き方が合ってる人もたくさんいます。そして私もそのうちの1人でもあります。

ただ、お伝えしたいことは 合っていないと分かっているにも関わらず、他の働き方や生き方を知らないばかりに苦しんでしまっている人を楽にしたい ”ということです。

ストレートに歩むことによって他の世界を知らないが故に、狭い世界観で自分のことを苦しめてしまいます。

さまざまな世界を知ることで「何故このタイミングで就職活動をして、企業で働くのか?」という問いに対して自分の考えを持つことができます。

この思考を持つことができれば、就職活動で生きづらさを感じることもなくなるのではないかと思います。自分で働くことを選んでいる訳ですから…。

だからこそ、時間があっていろんな場所に行けて、さまざまな人に会える学生の間に少しでも多くの多様な働き方や生き方に接することをオススメします。

本を読むことでも映画を見ることでも、普段と違うコミュニティの輪に入ってみることでも、いつもとは違う世界の垣間見ることはできます。

勇気を持って一歩を踏み出せば、確実に自分の人生を豊かにできるので、いつもとは違う世界に踏み入れて、自分の未来を自分の手で作り上げていきましょう!

それでは今回はここまでです。最後まで読んでいただきありがとうございました!

コメント

タイトルとURLをコピーしました