【オススメ漫画】最上の命医 の魅力と人としての理想像を魅せてくれる名言20選

名言紹介

『最上の命医』(さいじょうのめいい)は 『週刊少年サンデー』 で2008年から連載を開始した橋口たかしさん(取材・原作:入江謙三、医療監修:岩中督 )による医療を題材にした少年漫画です。

ちなみに第1部を『最上の命医』とし、世界観は同一ですが主人公を変えた第2部『最上の明医〜ザ・キング・オブ・ニート〜』が連載されました。

私はこの作品に大学2年生の頃(2010年)に出会ってから、1年に1度は数巻だけ流し読みでも必ず読み直す習慣をつくることとなった大好きな漫画です。

今回はそんな『最上の命医』の魅力を、あらずじや作中の名言を通してご紹介します!

あらすじ

【小学館公式ページ紹介】

生後まもなく心臓手術を受けて命を救われ、物心ついてから手術の模様をビデオで観たことで小児外科医になることを決心した少年・西條命。医療への多大な関心と生まれ持った次元変換能力によって、命は研究者さながらの知識を吸収していた。自分の手術を執刀した神道先生を心から慕う命は、たびたび先生のもとを訪れていたが、そのあと友人と小舟で釣りに出たことで大きなトラブルに見舞われて…

最初は主人公がよくある展開として、専門分野に目覚めるきっかけとなる過去のエピソードから始まっていきます。ネタバレを含みますが、結果を知っていても内容の濃い作品ですので、是非とも手に取って読んでいただくことをオススメします。

ざっくりとした物語の展開は、幼い頃に命を救われたことをきっかけに、最高の医者になることを決めた主人公の西條命(さいじょうみこと)が、英米MSA(最高若手医師賞)を受賞するほどの実力をつけて日本へと戻ってきます。

彼は日本での赴任先の病院で一度廃止された小児外科をつくり、その活動は利権や保身に走るものたちによって妨害されることもありますが、命の患者を一番大切にしようとする言動に心動かされた仲間たちの協力によって自身の理想を貫いていきます。

そして命の理想と実力が高く評価され、ついに日本の医師会のトップ「最上名医」の後継者に指名されます。始めは悩みながらでしたが、より多くの患者を救うため、医師会の現状を変えるために命はその座につくことを決意します。

しかし、その頃から命は手術を他の医者に任せることが多くなっていきます。命は治療の難しい癌にかかえていたのでした。

消える直前のろうそくの火が一瞬明るくなるのと同じように、全身で生を感じる命は、患者につける傷の少ない先端の治療を成功させ、自らの病気を治すべく手術室に向かっていきます。

ここで『最上の命医』の本編は終わりますが、この後の作品『最上の明医』へと続いていきます。

これだけ聞いたら医療に限らず、わりとありがちな王道な優秀な人と魅せる理想像のように思われるかもしれませんが、登場するキャラクターが特徴的で、各場面が精巧に構成されているといったところでは、他の医療漫画同様しっかりして読み応え抜群ですが、それ以外にも一線を画す部分があります。

それでは『最上の命医』がそういったありがちな部分とどう違うかを紹介していきたいと思います。

医療漫画として一線を画すポイント

驚くほど周囲に影響を与えていく姿

『最上の命医』は先ほどお伝えした通り、医療漫画ではよくある天才外科医が主人公です。単行本1巻ではほとんど語られていませんが、そんな主人公をよく思わない病院のお偉い方とさまざまな対決をしていくこととなります。

主人公の魅力として他の医療漫画と異なるところは、主人公の命が周りへの影響力が高く、周囲のメンバーを成長させるという点です。ただ技術が凄いだけの医者なのではなく、未来を考えた命の行動および人柄は読者をも引き込んでいきます。

憧れる人ってこんな人のことをいうんだろうな…、こんな人みたいなりたいな…と。

その他、医療漫画でありがちな権力者との対決ではスカッとする場面もあり見どころですし、その後の作品である『最上の明医』では、そんな敵も味方になってる様子が伺えます 。

登場するキャラクターも若めの登場人物が中心で、親近感を持って読むことがでるのではないでしょうか。

とにかく主人公の命がさまざまな場面でカッコ良く魅力的で、それを素で行いながら活躍していく様を楽しんでもらえますし、リアルな人の心情に感情移入もしやすく共感できるところが非常に多い作品です!

医療に関する内容が繊細で巧妙に描かれている

この作品は専門家による監修のもと、病気や手術法についても図解入りで詳しく描かれています。

登場する手術法は一般の医師よりも驚異的なスピードで行われるなど、やや誇張されているように見えますが、しっかりとした取材に基づき描かれており、実際に作品に登場する医師よりも短時間で手術を行うことができる医師は実在しています。

執筆時に予定していた手術法を専門家の意見によって、より高度な物へ変更した場合もあるそうで、設定は決して過剰ではないものとなっています。

作中に登場する医療技術は天才的な名医にしかできない高度な手術法だけではなく、基本的だが安全性の高いものや応急処置なども紹介されています。

名言集の中にも紹介させていただいた言葉がいくつかありますが、原点を大切に押さえた天才的名医の主人公が医療を伝えていくという、医療の教科書ともとれる作品かもしれません。

伝えたい内容を分けた2部ストーリー展開

この作品は企画当初、第2部である『最上の明医』を本編として開始する予定とされていました。

元々予定していた『最上の明医』の物語の主人公である最上義明(もがみ よしあき)が医療漫画としてはあまりに破天荒で不謹慎と取られる危険性があったためとのことです。

そして作者と担当編集で議論を重ねた結果、主人公の上司となる人格者、西條命(さいじょう みこと)を主人公とした「スピンオフ」を先行して発表することを思いつき、命を主役とした第1部が先に描かれる事になりました。

本作は第2部である『最上の明医』が本編であり、作品を通じて表現したいテーマも第2部の側にあるとされています。

個人的に私は『最上の明医』も好きですが、世間的な反応をと同様に問題作だなと感じる部分もあり、『最上の明医』は好き嫌いが別れる作風かもしれません。

それでも『最上の明医』に出てくる『最上の命医』の主人公の命やその周辺のキャラクター、そして『最上の命医』で語られていたことが数々の伏線となっている展開でもあるため、『最上の明医』もおススメしたいです。

問題作と言われるからこそ、どんな内容なんだろうとそヒヤヒヤしながら読むことができますし、そんなヒヤヒヤを抜きにして第1部の続きがめちゃくちゃ気になって読んでしまう作品でもあるかと思います。

天才同士の絆を表す表現に心打たれる

『最上の命医』では主に研修医や若手医師にスポットを当てながら、教育の視点が丁寧に描かれています。

そんな中でも主人公の命に匹敵する天才的なキャラクターである桐生 危(きりゅう あやめ)も登場し、天才同士のコンビプレーにも感動する場面がいくつもあります。

桐生 危は登場時から自分のことを「俺は嫌なやつだからね」と超悪人顔でいったりと悪ぶっていますが、患者のために自分の性格を変えて接したり、仲間のために本気で怒ったりできる超カッコいい医者です。

そして手術の腕前は主人公の命と同等かそれ以上であり、超ツンデレな性格も物語の人間関係に影響を及ぼし出すなかなかのものです。

一方、主人公の命は実力はもちろん神がかっていますが、その仁徳は神様そのものであり、部下への面倒見もよくどんな患者さんを救うために人以上の努力します。

そして時にはさんざん自分の邪魔をした相手ですら「人を裁く権利なんて誰にもない」と許す行動もとります。

そんな対照的な2人にも通じ合う場面がたくさんあり、少しだけ紹介させていただきたいと思います。

【天才同士だからこそ通じ合う場面】
 ■ 会話が専門用語で周囲を置き去りにする
 ■ たくさんの信望者・仲間がいても、本当に難しい手術に挑戦する時に頼りにし合う関係
 ■ 医療界革命というスケールの大きなことを、明日の遠足予定をきめるかのようなノリで話合う

この他にも数多くの絆が見える描写があり、最終巻では難易度の高い手術を行い、そしてほぼ助かることのない命の病気に笑いながら立ち向かっていく2人の姿には本当に感動しました!

この相反するキャラクターの関わりの中ある深い絆(人間模様)は是非とも味わっていただきたいです!

モチベーションが上がる・心に刺さる名言集 20選

数多くの魅力ある登場人物がいる作品ですが、今回は主人公の西條 命の発した言葉の中で、特に「人としての理想像を魅せてくれ言葉」や「グサッと心に刺さる言葉であり、より魅力的かつ就活や社会人生活、キャリアを考えるうえでも多くのヒントともなるであろう言葉をご紹介します。

たとえ人に絶対がなくても… 絶対がなくちゃいけないのが医者だよね?
俺たちは誰と組んでもちゃんとやれなきゃ一流じゃないんだ。
見殺しより人殺しの方がいい。
西條:『医者にとってもっとも重要なのは技術でも経験でもないですから』
名瀬:『へえ、じゃあなんなんです?』
西條:『覚悟、殺す覚悟と死ぬ覚悟』
実はね、もう決めたんだ。
自分が正しいと思うコトのためにこれからは俺がスタンダードになる!
気にしないでください。誰のためにやるのでもなく俺自身のためにやるんです。
いつも、今だけじゃなく20年後30年後の未来を切る…ただそう決めてるだけなんです。
別な才能や経験なんかなくたって想いさえあれば人は救える。一緒にそれを証明しよう。
別に特ボルトみたいに世界新記録は出せなくても、誰だって100メートルは走れる。
べつに特別な才能や経験なんてなくたって、医者としていちばん大切なものさえあれば、人は救えるんだ。
手術には無限にポイントがあるから技術だけで満足しちゃダメ。
究極を求め続けることこそ究極なんだ。
どんな名医にも救えない患者は確実に存在する。
でも、それが頭では分かっていてもどうしてもあきらめきれない。
患者さんに思い入れがあると特にね。
きっと、見えてるけど見えてないんです。
目の前にありすぎて特別なものとは気づかない。
真実はみようとしなきゃ見えないことがある。
後悔は、後で悔いるコトができるほど、自分の意思でその道を選択したってコト。
時間って凄く残酷たがらずっと誰もが同じままではいられない。
傷つくコトを怖れずに向かっていく勇気も大切なんだ。
俺は誰の味方でもないよ、医者の味方さ。
別に免許なんなくなったっていい。それでも俺は医者だから。
最上の名医に選ばれようが選ばれまいが俺は俺だ。何も変わらないよ。
…どうするって…全部直すよ。
わざわざ来てもらってるのに拒否はできない。
命って奇跡なんだ。
俺はその奇跡を守るこの仕事が大好きで…
その仕事をしている仲間も大好きで…
今だって最高に幸せなんだから。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

たくさんの医療漫画を読んできましたが、読みやすいといった視点を含めてよくある名医が活躍する医療モノとも一線を画して、私の中では少年医療漫画では最高傑作だと思っています。

また、お気に入りの名言は見つかりましたか?

私自身、後悔についての言葉や天才一人ではダメといった言葉、世の中のことを考えていく必要性を訴える言葉は本当に深く心に染み入るものばかりで、就職活動時や社会人になって目指すべき姿(ロールモデル)を見つけたいときに、一度立ち止まってじっくりと考える時間とらさせてくれた経験があります。

就活のときはもちろん、学校や会社、その他組織に所属していて、落ち込んでいるとき、疲れているとき、悩んでいるときなどに、この『最上の命医』の名言で元気づけられる方も人も多いのではないでしょうか?

心にゆとりを持たせてくれる言葉にふれあいながら、また明日からの原動力になると幸いです。

それでは今回はここまでです。最後まで読んでいただきありがとうございました!

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