【オススメ書籍】「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。」平塚静(先生) の魅力と教育について考えさせられる名言25選

名言紹介

『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』は 『ガガガ文庫』 で2011 年から連載を開始した著書:渡航さん、イラスト:ぽんかん⑧さんによる高校生のラブコメディを題材にしたライトノベルです。漫画化やアニメ化がされ、2021年4月にかけて全18巻(本編14巻、外伝4巻)が刊行された作品です。

私はこの作品に大学4年生の頃(2012年)に出会いました。当時は「ラノベ」というものがなんだか気恥ずかしく、小説や漫画は読むけどラノベって…。といった感情を抱いていました。

友人からの勧めもあり、かなり足踏みした後に決意(勇気?)を持って読んでみると、作中の登場人物である平塚静先生があまりにも魅力的で、自分はこんな教師に出会いたかったし、こんな教師になりたいと率直に思ったことを今でも覚えています。

それからは社会人になってもずっと追い続けた作品であり、アニメも見ていたので、ラブコメのライトノベルで可愛い女の子との恋愛ものというイメージが、なかなか周囲に伝えづらくてオススメすることを控えていました。

ただ、この作品、この平塚先生の教師像が私の目指すべき人、憧れに近い人なのだと思い、今回は自分なりに一歩踏み出して、この作品を紹介したいと思います。

ちなみに YouTube にはたくさんの名言関連のまとめ動画がアップされているので、気になる方はご覧いただくといいかと思います。私もたまに10分ほど鑑賞して心の充電をしているときがあります(笑)。

あらすじ・概要

「青春とは嘘であり、悪である」
──こう書いた作文をきっかけに、「奉仕部」に入部させられた比企谷八幡。
奉仕部では、息を呑むほどの美少女・雪ノ下雪乃、クラスの上位カーストに属するギャル・由比ヶ浜結衣に出会い、ラブコメに展開──するはずが、八幡の残念な性格がそれを許さない!
八幡の高校生活、いったいどうなる!?

自身の書いたひねくれた作文をきっかけに「奉仕部」なる部活に入部させられた主人公:ぼっちな男子高校生:比企谷八幡。彼と、そこで出会った雪ノ下雪乃、由比ヶ浜結衣たちが奉仕部を舞台として数々の経験を積み重ねる中で、三者三様に変化していく様子が主に比企谷の視点でシニカルにコミカルに描かれている作品です。

私の個人的な主観ですが、これは「惰性と喪失を嫌った先にある人間関係が社会通念に照らして一般的であろうはずがない」ことを理屈っぽく説いた純文学ではないのだろうと思います。

自意識と世の中、そこに付いてまわる様々な事柄に対して、他者との距離の取り方指南書ではないかと感じますし、この作品を読んで、やっと間違いだらけの青春を受け入れることができた気がします。

私も大概こじらせていますが、それでも自分らしく生きていこうと思える、とても笑える作品であり、たったひと言が簡単に言えないからこその青春です。

「語らなくても伝わることがあり、語っても伝わらないことがある」とっても素晴らしい作品です。

ちなみに補足情報として、もともとは単巻完結の予定だったとのことですが、予想以上の人気を博したことで続刊が決定し、宝島社が発行するライトノベルのガイドブック「このライトノベルがすごい!」の作品部門で2014年~2016年のに渡り3年連続1位を獲得し、その後殿堂入り作品となりました。

平塚静(先生) の魅力

平塚先生の人物像

主人公・比企谷が通う総武高校の教師であり、担当科目は国語、生活指導担当兼奉仕部の顧問で、八幡をあるきっかけで、奉仕部へと引き入れた人物です。

外見はカッコイイ系の美人ですが、その要素を全てをぶち壊しにするほど残念な面も多いです。

口調はラフだが面倒見のいい性格で、よく生徒から相談を持ち掛けられるため、それらを奉仕部へと斡旋しており、自立性を重んじる一方で、熱血系の少年漫画やアニメを見ているのもあってか、拳で語り合うノリを好んいます。

また、年齢(27歳?)ということもあって中々結婚出来ないことを気にしていますが、ヘビースモーカーで酒癖が悪く、時折漫画やアニメのキャラクターの台詞やネタを口にすることがあり、ラーメンに対し妙にこだわりがあるといった、見事なまでの残念な美人っぷりで、男運が無い登場人物として描かれています。

■ 主人公に対して鉄拳制裁を加える
■ 奉仕部への依頼に私件を混ぜる
■ 学校のパソコンでアニメを見ている
■ 林間学校において、いじめの問題を生徒に丸投げし誰よりも真っ先に寝る
■ 修学旅行中に宿泊施設を抜け出してラーメンを食べに行く
…etc.

このような「教師としてそれはどうなんだ」と言わざるをえない振る舞いも多く見られ、「ダメ教師」の印象が強いですが、時折見せる主人公を諭すシーンはとても教師らしく、教師としても魅力が詰まっています。

先生らしい魅力ある姿

平塚先生は「大人が大人として」ちゃんと考えて行動して発言している姿が目立ちます。

好きな熱血少年マンガの影響で、たまに鉄拳がとぶこともありますが、生徒に対して面倒見の良い教師です。

常に生徒に寄り添う姿を見て「こんな先生がいて欲しい」と思わせる印象も強く、少し言葉遣いが荒っぽいところがありますが、ルールは大事だと思う反面、時に一定の範囲内で逸脱しつつ、生徒をしっかりと見ていく行動や言動は許容範囲内なのかもしれません。

明らかに贔屓もありますが、そのような表面的な部分ではなく、時折見せる人としての考え方、生徒への思いやりの部分はとても素敵ですし、生徒を見守る彼女の視線には暖かいものがあります。

先ほど逸脱した行動は許容範囲と言いましたが、リアルで言えばきっと平塚先生ってアウトではあります。

それでもこの平塚先生は、教師として、さらには人間的に魅力的に映ります。生徒も平塚先生の優しさを感じとっていますし、心を許すこともあります。

人としての優しさもまた平塚先生の教師・1人の人間として魅力なのかもしれませんね。

世の中、こういう考え方や行動をする人ばかりなら、きっと平和だろうなぁと感じます。

教師の魅力と教育について心に刺さる名言集 25選

今回は平塚先生の発した言葉の中で、特に「教育者としての理想像を魅せてくれた言葉」や「グサッと心に刺さる言葉であり、より魅力的かつ就活や社会人生活、キャリアを考えるうえでも多くのヒントともなるであろう言葉をご紹介します。

まあ、持つ者は持つ者で、それなりの苦悩があるのだよ。
ホントはとても優しい子だ。優しくて往々にして正しい。
ただ世の中が優しくなくて正しくないからな。さぞ生きづらかろう。
来ないのなら同じだよ。やる気が無い者にかまってやるのは義務教育まで。
意思なき者は去るほか無い。
君たちは別のコミュニティと上手くやる術を身に付けた方がいい。
仲良くする必要は無い。上手くやれと言っているんだ。
敵対でも無視でも無く、さらっと無難にやり過ごす術を身につけたまえ。
それが、社会に適応するということさ。
そうだな、君は最低だ。そんな方法を思いつく時点で最低だよ。
だが、最低にいるからこそ、どん底に落ちた人間に寄り添えるのかもしれない。
そういう資質は貴重だ。
誰かを助けることは、君自身が傷ついていい理由にはならないよ。
例え、君が痛みに馴れているのだとしてもだ。
君が傷つくのを見て、痛ましく思う人間もいることにそろそろ気づくべきだ、君は。
叱られるのは悪いことではないよ。誰かが見てくれている証だ。
君たちもちゃんと見ているから、いくらでも間違えたまえ。
私はこう見えて結構えこひいきするんだ。
褒めて伸ばす方針でね。その分、叱りもするからな。
君のやり方では本当に助けたい誰かに出会った時、助けることができないよ。
よく見ている。君は人の心理を読み取ることには長けているな。
けれど、感情は理解していない。
心理と感情は常にイコールじゃ無い。
時にまったく不合理に見える結論を出してしまうのはそのせいだ。
だから君たちは、間違えた答えを出す。
全部の答えを出して消去法で一つずつ潰せ。残ったものが、君の答えだ。
感情が計算できるなら、とっくに電脳化されてる。
計算できずに残った答え、それが人の気持ちというものだよ。
考える時は、考えるべきポイントを間違えないことだ。
だが考えるべきはそこじゃない。
この場合、なぜ傷つけたく無いかこそ考えるべきなんだ。そしてその答えはすぐに出る。
答えはすぐに出る。大切なものだから。傷つけたくない。
でもね。傷つけないなんてことはできないんだ。
人間、存在するだけで無自覚に誰かを傷つけるものさ。
生きていても死んでいてもずっと傷つける。
関われば傷つけるし、関わらないようにしてもそのことが傷つけるかもしれない。
けれど、どうでもいい相手なら傷つけたことに気づかない。
必要なのは自覚だ。大切に想うからこそ、傷つけてしまったと感じるんだ。
誰かを大切に思うということは、その人を傷つける覚悟をするということだよ。
君たちにとっては今この時間が全てのように感じるだろう。
だが決してそんなことはない。どこかで帳尻は合わせられる。
世界はそういう風にできている。この時間が全てじゃ無い。
でも、今しか出来ないこと、ここにしか無いものもある。
今だよ、今なんだ!
自分の中で答えはあるのに、それを出す術を君は知らないだけさ。
やり方は1つじゃないよ。言葉1つとっても表し方は無限にある。
考えてもがき苦しみ、あがいて悩め。そうでなくては本物じゃない。
歩いている最中は進んだ距離を振り返らないものさ。
もっとも、歩みを止めてしまった者からすると、進んだ距離の分だけ裏切られたようにも感じるものだが。
今、近い場所で、この光景を見られてよかったよ。いつまでも、見ていてはやれないからな。
ごめんね。それでも私はずっと待つよ。だから、言葉にしてくれ。
いいか。ただ単純にプロムを手伝うことだけが彼女の助けになる訳じゃない。
大事なのは関わり方なんだ。
古来より互いの正義がぶつかった時は…
今まで自分達が積み上げてきたものを、もうちょっと信じてあげてもいいと、私は思うよ。
共依存なんて簡単な言葉でくくるなよ。
君の気持ちは、言葉ひとつで済むようなものか?
一言で済まないなら、いくらでも言葉を尽くせ。
言葉さえ信頼ならないなら、行動も合わせればいい。
君の本物は見つかったか?
共感と馴れ合いと好奇心と哀れみと、尊敬と嫉妬と…。
それ以上の感情を一人の女の子に抱けたら、それはきっと、好きってだけじゃ足りない。
だから別れたり離れたり出来なくて。距離があいても時間が経っても引かれ合う。
それは本物と呼べるかもしれない。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

この作品は「ラブコメ」且つ「ライトノベル」ということで、世間一般からは敬遠されがちな要素が多々ありましたが、ラノベ界の金字塔を打ち立てたほど評価された作品です。

数々の登場人物が魅力的で、コミカルな内容であったからこそかもしれませんが、この作品、そして平塚先生に憧れて教員を目指す方を全国各地に生み出したとも言われています。

また、お気に入りの名言は見つかりましたか?

私自身、 敬遠したくなる気持ちもさることながら、この作品を紹介してくれた友人に今は感謝しています。人として目指すべきロールモデルとまで言ってしまうと誇張表現になるのかもしれませんが、それほど私には影響を与えてくれました。

仲良くする必要はない。上手くやれというだけ。傷つけないなんてことはできないんだ。ちゃんと見ているから、いくらでも間違えたまえ。
■ やり方は1つじゃない。表し方は無限にある。

これらの感情がこもった言葉は本当に深く心に染み入るものばかりで、就職活動時や社会人になっても、一度立ち止まってじっくりと考える時間とらさせてくれた経験があります。

就活のときはもちろん、学校や会社、その他組織に所属していて、落ち込んでいるとき、疲れているとき、悩んでいるときなどに、この『 やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 』の名言で元気づけられる方も人も多いのではないでしょうか?

平塚先生のぶっきらぼうでありつつも、親身に生徒に寄り添っていく人間模様がもたらす言葉にふれあいながら、また明日からの原動力になると幸いです。

それでは今回はここまでです。最後まで読んでいただきありがとうございました!

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